左から、森様と当社担当者
会社名 | 新日本無線株式会社 |
所在地 | 本社:東京都中央区日本橋横山町3番10号 |
代表者 | マイクロ波製品および電子デバイス製品の製造販売 |
創業 | 1959年(昭和34年) |
URL | https://www.njr.co.jp/ |
新日本無線様は、1959年に日本無線の全額出資で創立された埼玉日本無線を前身とする電子機器製造メーカーです。
主要営業品目は、車載・産業機器その他AV等用電子デバイス製品の半導体集積回路(バイポーラ、CMOS、Bi-CMOSなど)と通信用電子デバイス製品の半導体デバイス(光半導体素子、GaAs ICなど)やSAWフィルタとマイクロ波製品(マグネトロン、レーダコンポーネント、衛星通信/地上通信用コンポーネント、センサモジュールなど)の3本柱。
今後は車載向け製品にも注力していく方針で、カーナビやカーオーディオ以外にもあらゆる制御が電子化され、衝突回避システムや自動運転など進化の著しい車製造業界において重要な役割を担うことになるでしょう。
今回お話をうかがった森様は、開発系の3つの部門を管轄するITアーキテクト。社内の通常の情報システム部とは別に、いわば、開発部門専門の情報システム担当として、開発者が使用するハードウェア、ソフトウェア全般を管理・運営されています。
自身の開発経験をいかしながら、システムや機器の選定、導入を行っている森様に、当社のサービスを導入した経緯や感想をうかがいました。
*メーカー保守が終了した製品
半導体製品開発においては、時代ごとに開発ツールが変革していきます。多くの半導体メーカーで、そのとき一番トレンドな(シェアが大きい)開発ツールを使用し、数年のサイクルでまた別のツールに入れ替えるということを繰り替えしています。
当社も、少しでも開発にかかる期間を短縮するべく、トレンドに合わせて開発ツールを刷新しています。そして、当社に限らないことですが、販売した製品に不具合が出た際の開発工程での原因究明/調査に備えて、過去の開発環境を保護する必要があります。そのため、当社では、過去に使用していたほぼすべての開発環境を残し、年末を除き24時間365日動かしています。そのなかで、永久ライセンスを有する開発ツールを保存していたサーバーのメーカーサポートの終了が近づいていたため、保守業者を探し始めたのがきっかけです。
Sun社(現オラクル)のサーバー(Sun Fire)については、当社の購買部門からの紹介でシェアードソリューションサービスを知り、2014年4月に保守サービスを導入しました。
実は、以前からシェアードソリューションサービスと当社にはお付き合いがあり、別の担当者が日本ヒューレットパッカードのホスト(HP ProLiant ML350)1台の保守を依頼してお世話になっていたので、追加で契約をお願いしました。
はい。同様のサービスを提供している2社とシェアードソリューションサービスとの計3社で比較検討を行いました。
サービスの本質である「メーカーのサポート終了後にも、開発ツールの永久ライセンスなどが保存された機器を継続して運用できる点」を満たしていたことはもちろんですが、Webサイトがわかりやすく専門的で信頼感が持てたことが大きいです。情報量も多く、安心してお任せできそうだと感じました。
今回の選定には私のほか3~4名が関わりましたが、全員の意見が一致してシェアードソリューションサービスに依頼することが決まりました。
約1ヵ月間です。当社では毎年12月から1月にかけて、次年度に向け、開発ツールのほかファイルサーバーなどさまざまなシステムやハードウェアを選定しており、 Sun FireのEOSL保守サービスもそのなかの一つです。
導入してからこれまでにまだ機器のトラブルがほとんど起きていないのですが、メーカーの保守契約を結んでいた頃と同じ状態をキープできているので満足しています。仮に、質の低いパーツが入っていれば不具合が起きていることでしょう。
また、導入時の見積りや商談時の提案内容も良かったですし、保守系のベンダーのなかでは特にレスポンスが早いと感じています。製造ラインにも古い端末が製造装置とともに残っているはずなので、故障などで相談受けた場合はシェアードソリューションサービスを紹介したいと思います。
以前、シミュレーション解析向けで使用していた特殊な大型サーバーや、ヒューレットパッカード社のブレードサーバーシリーズとUPSソリューション社などの大容量UPS等もEOSLになってしまったものが残っているのですが、その保守にも困っているので、今後対応していただければありがたいですね。
-- 森様ありがとうございました。
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