生産拠点を全国に展開する化工品メーカー様 | |
所在地: | 宮城県仙台市 |
業務内容: | ゴムやビニルを主原料に、衣類から土木建築に使用する資材まで幅広い製品を製造するメーカー様です。 |
全国に生産拠点を構える大手メーカー様では、各種システムのクラウド移行プロジェクトを数年がかりで取り組んでいらっしゃいます。そのため、移行が完了していない生産管理システムなどいくつかのシステムについては古いハードウェア機器を使い続けており、すでにメーカーの保守が切れている製品も存在している状況でした。
こうしたなか、ある日、生産管理システムが突然ダウン。原因を調べていくと、システムを動かしているサーバーがどうやら故障していると判るも、システム会社へ連絡するとメーカーの保守が切れているため対応が出来ないことを知り、解決策を探した結果、当社のホームページを見つけられ、ご連絡をいただきました。
生産管理システムのダウントラブルが発生したのは、「Express5800/R120g-1E(NEC製)」というサーバの故障が原因でした。
同型機器の在庫をストックしていた当社は、問い合わせの翌日にオンサイト修理を実施。システム稼働に使われるハードウェア機器の中で、NEC製品の実績も多く持つエンジニアが訪問し、マザーボードの交換などの対応をおこないました。作業自体はそれほど時間を要さず、およそ1時間でシステム復旧が完了しました。
作業を完了し復旧を確認してから、今後もし再発した場合の対応策として、同型機器を社内で確保しておくことをおすすめめさせていただきました。
システム復旧から後日、お客様から「再発時の早期解消方を提案して欲しい」というご相談がありました。今回はトラブル発生の翌日、午前中には解消できたものの、全拠点にまたがるシステムのため、障害時の復旧は当然早さが求められます。
万が一再発した際、今回と同じ流れで対応する場合、そのタイミングで確実に在庫を保持しておくためには保守契約を結ぶ必要がありますが、さらに修理するために当社エンジニアが駆けつける想定にした場合、物理的な移動時間が発生するため、最善策ではないと思いました。
そこで当社から提案させていただいたのは、
・パーツ単位ではなく、予備機として製品ごと社内に保持する
・予備機をさらにバックアップ用機器としてつなぎ、システムダウンリスクを分散する という保守契約でした。
NEC製品の取り扱い経験豊富な当社エンジニアからの提案に、お客様も快諾いただけました。その後、システム構成などの情報をいただき、最初にお問い合わせをいただいてから約2カ月後、バックアップ用の予備機を納品。既存システムに万一のトラブルがあっても、安心してご使用いただける環境を構築しました。
なお、EOSL保守サービスでもEOSLパーツ・システム販売でも、事前に部品調達の可否を確認する時間が必要です。代替部品も含め調達できない場合は、部品交換や修理を提供できない場合もあるため、メーカー保守期限が切れた時点で少なくとも予備機の確保は最低限、さらに対応できる技術者の確保に不安があればその旨もお気軽にご相談ください。 お客様のご事情にあわせたベストな提案をいたします。
今回のケースに限らず、お客様のなかには「今までトラブルがなかったから大丈夫だろう」と、メーカー保守の切れた製品を使い続けている実情は少なくありません。今回のお客様も、クラウド移行を進めていた段階であり、該当機器を使用するのは残り1年しかないから何とかなる可能性が高いように感じられます。ただ、やはりシステムダウンが発生し 、多くの従業員が仕事にならない…状況で一番大変なおもいをされるのはシステム担当者様です。
個人の負担軽減だけではなく、会社の安定稼働のために、メーカー保守期限を迎える機器をご利用の際には、対応策の確保をご検討ください。
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