故障かなと思ったときに、避けるべきこととは

故障かなと思ったときに、避けるべきこととは
PCが故障かなと思ったときに、避けるべきことには何があるでしょうか?もしお客様ご自身がトラブル切り分け作業を行う場合、役に立つ情報になります。
これらを知っていると、安全性の向上、危険な操作を回避できるようになります。いざというときのために、今のうちにご一読ください。
故障かなと思ったときの事前情報
- トラブル切り分けを行うときには、物を落としたり、体をどこかにぶつけケガをしたりするような作業は避けるようにしてください。作業に伴う危険を予め考えておくことが重要です。KY(危険予知)という考え方が重要です。
- すでにご存じの方もいらっしゃるとは思いますが、静電気対策をしていない状態で、コンピューター内部の部品に触らないようにしてください。コンピューターの筐体が金属の場合、作業前に手をその金属部分に触れ、体に溜まった静電気を逃がしてから作業するようにしてください。静電気防止マットの使用や体に溜まった静電気を逃がすためのリストストラップの使用をお勧めします。電子部品は非常に静電気に弱いので、一度でも静電気対策を怠ると、劣化または故障の原因になりえます。
故障かなと思ったときのトラブル切り分け時の情報
- コンピューターがハングして、どうしても強制的に電源を切らなければならないときがありますが、HDDへデータ書き込み処理中に強制的に電源を切るときと、HDD内のファイルが破損するときがあります。以下の順番で電源を切れるか試してください。
- Ctrl、Alt、Deleteキーを同時に押し、マウスやキーボードの操作ができるようであれば、通常のシャットダウンを試みて下さい。
- 電源スイッチを短く1度押すと、通常のシャットダウンができるようになる場合があります。
- 1.2.を行ってもシャットダウンを行えない場合、電源スイッチを長押しして強制的に電源断を行います。通常この方法はお勧めできません。お客様の判断で行なってください。
- 今起きている障害は、一度電源を切るともう二度と発生しないかもしれません。電源を切る前に、フロントパネルのLEDの光方、HDDやSSDのLEDの光り方、液晶パネルがあるモデルではそこに表示されている文字、画面に表示されているエラーメッセージ等を確認しておくようにしてください。
- HDDやSSDをRAIDとしてお使いの場合、切り分けのために実装されているHDDやSSDのスロットを不用意に変更したり、何の確認もせずにHDDやSSDを他の部品に交換したりすることはおやめください。HDDやSSD内のデータが破損してしまう可能性があります。このような場合、すぐに当社のような保守会社へご連絡ください。
- CMOSボタン電池を交換しようとしている場合、その交換作業により、内蔵時計の年月日時刻やBIOSの設定値がデフォルトの状態に戻ってしまう場合があります。特にBIOS の設定値は、値が変わってしまうと、OS(WindowsなどのOperating System)が起動しなくなってしまうことがあります。CMOSボタン電池交換前にBIOSの設定値を予め確認しておく必要があります。お困りの場合には、当社のような保守会社へご相談ください。
- トラブル切り分けのために、ISAバス、VLバス、PCIバス、PCI Expressバスに実装されている増設カードやメモリモジュールを抜くときは、AC電源ケーブルを抜いてから行うようにしてください。コンピューター本体の電源がオフになっていても、AC電源コードが刺さっているだけで、電源ユニットからはスタンバイ電圧がコンピューター内部に供給されているからです。
まとめ
PCトラブル時には焦らず冷静に対応し、安全第一で行動することが重要です。
不明点や不安な点がある場合は、自力で解決しようとせず、専門知識を持つ当社のような保守会社へ相談することがおすすめです。正しい対応で、大切な機器とデータを守りましょう!
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