【最新】秒読み開始 ~Windows 10サポート終了~

2025/05/14

トピックス EOSLの基礎知識

Windows 10のサポート終了が秒読み開始？！

システム管理者にとって、悩ましい時期が訪れようとしています。
Windows 10のサポート終了日が秒読みに入りました。

サポート終了日:

2025年10月14日

この日以降、無料のセキュリティ更新プログラムの提供は行われなくなります。

サポート終了日以降のリスク:

Windows 10が起動しなくなる、使えなくなることはありません。

セキュリティ更新プログラムが提供されないため、Windows 10の脆弱性が修正されなくなり、セキュリティリスクが高まります。

対策案:

Windows 11へアップグレードする。
パソコンをWindows 11対応のものに買い替える。
インターネットから切り離し、オフライン環境でWindows 10を使い続ける。
有料のWindows 10拡張セキュリティUpdate(ESU)プログラムをMicrosoft社から講読する。ただしWindows 10のサポートが終了してから最大3年間まで。

Windows 11へアップグレードできる主なシステム要件:

プロセッサが1GHzで2コア以上。64bit互換プロセッサ。
第8世代またはそれより新しい世代のプロセッサ。第8世代のプロセッサは、2017年11月に販売されました。
4GB以上のメモリ。
64GB以上のストレージ(HDDまたはSSD)。
UEFI、セキュアブート対応なMotherboard。
TPM 2.0以上のセキュリティデバイスを搭載。

Windows 11へアップグレードできる決め手は、TPM 2.0とプロセッサの世代です。

確認方法:

Windows 10の画面左下で[スタート]を右クリック → [デバイスマネージャ]を選択。
[セキュリティデバイス]を展開し[トラステッドプラットフォームデバイス]が2.0ならWindows 11へアップグレードする制限を1つクリア。
[プロセッサ]を展開し、[Intel Core i5-2520M CPU]のところで、2520の千の位が2というのが第2世代(2000番台)のプロセッサを表していて、この画面キャプチャでは、Windows 11へのアップグレードはできません。8000番台が第8世代のプロセッサになります。

まとめ

Windows 10のサポート期限は、2025年10月14日と発表されましたが、この期限とは、Windows 10の最新のアップデートであるバージョン22H2であることが条件です。バージョン21H2のWindows 10は、すでにサポート切れになっています。サポート切れのOSでは、マルウェアや未知のウィルスといった脅威に対して脆弱性が発生しますので、早急な対応をお勧めします。

PCやサーバーの安定稼働は、企業の事業継続において非常に重要です。適切な対策を講じることで、システムの信頼性を向上させ、コスト削減にもつながります。ぜひ本記事を参考に、貴社のITシステムのメンテナンス体制を見直してみてください。