お使いのIT機器のハードディスクの使用期限を把握されていますか?

HDDの故障率に関する情報を集めると、次のようなことが分かりました。
- Backblazeが公表しているHDDの故障率を解析すると、6年目を越えたあたりから年間故障率は急上昇し10%を越えるようになります。つまり、10台のHDDを使用している場合、年間1台は故障する確率になります。
- HDDの故障のうち、障害予兆が出てから壊れるのは、全体の約3割ぐらいです。残りの約7割は突然死になります。
- Googleが10万台以上の民生用HDDを調査したところ、環境温度やアクセス頻度に関係なく故障することが分かりました。ただし環境温度が50℃を越えると、故障率は高くなります。
長期間HDDを安定的に使い続けるには?
- 5年ぐらいの間隔で、新しいHDDに交換するのが良いと思われます。その際、古いHDDのバックアップを取り、新しいHDDへ復元する作業が必要になります。当社では、HDDコピー機やバックアップ・ユーティリティー・ソフトウェアを使い、HDD内のデータのバックアップと復元ができます。詳しくは、当社の担当営業までお問い合わせください。
- HDDの突然死に備え、HDD内のデータをバックアップしておくことは非常に重要ですがバックアップを取る前に故障してしまっても、壊れたHDDからでもデータを復旧できる場合があります。もしそのようなお悩みをお持ちでしたら、当社の担当営業にお問い合わせください。古いHDDと同じ部品番号の未使用製品を入手できない場合が多くあります。古いHDDは、記憶容量が小さく、マザーボードやOSによっては、大きい記憶容量のHDDに対応していないものがあります。そこで、新しいHDDで記憶容量を小さく見せるクリッピングと呼ばれている手法を使い、新しいHDDでも記憶容量が小さいものを作れます。HDDのクリッピングにつきましては、担当営業までお問い合わせください。
- HDDの周りの環境温度が50℃を越えないようにするには、筐体内を冷却された空気がスムーズに流れる必要があります。ホコリによる空気の流れの減少は、筐体内の温度を上げる要因になります。そして、ホコリの大部分は人が運びます。逆に言えば、人の出入りのないところでは、ホコリは少ないということになります。ホコリの対策としては、エアフィルターの掃除、筐体内のクリーニング、冷却ファンの交換などが有効的です。特に冷却ファンは機械的に動くモーターが使われているため、有寿命品です。定期的に冷却ファンの交換を行い、劣化による冷却ファンの停止を防ぎましょう。また、冷却ファンから異音がするようになったらすぐにご連絡ください。

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