【現状と今後の予測について】
[半導体露光装置]
日本のΦ200mmファブの生産能力は、世界の21%のシェアを占め世界でトップです。 台湾が18%、北米15%と続いています。SEMIJapanによると日本には110のΦ200mm量産ファブが稼働しています。生産されるデバイスとしては、マイコン、MEMS、センサ、アナログ、パワーデバイス、LCDドライバなどがあります。今後、IoT用センサの需要が急激に増えそうなので、Φ200mmウエハの消費量もかなり増加しそうだ、という見解もあるようです。
SEMIの調査では、Φ200mm製造ラインは、ファウンドリを中心に生産ラインへの投資が継続しており、また、Φ200mmシリコンウエハの出荷面積も増加傾向にあります。SEMIは、Φ200mmファブがこれから2020年にかけて急成長が見込まれるIoTデバイス、とりわけセンサの量産プラットフォームとなるとみており、Φ200mm装置、ウエハ、消耗材料、保守部品から環境保全対策、各種サービス、リース・金融に至る様々な分野で新たなビジネスチャンスが生まれることを大いに期待しています。
【予測される問題】
Φ200mmウエハの生産ラインは、1991年から生産開始をしており、現時点ですでに20年以上が経過していることになります。『Φ200mm半導体製造ラインの装置長期利用における課題解決策案の検討』(電子情報技術産業協会[JEITA]の半導体部会・半導体技術委員会・半導体生産技術専門委員会―MESI(製造エンジニアリングサービス革新)小委員会2014年7月28日) によると、「国内のΦ200mm前工程工場の年齢は、2020年には実に80%が20年以上稼働することになり、装置の老朽化が進み、補修部品の入手困難やサポートスキル継承難、スキル低下など、製造装置の稼働を維持するための問題が格段に増加してくることが予想される」とあります。(詳細は、ホワイトペーパーを参照ください)
そして、上記の環境に突入しつつある現在、製造ラインで一番ご苦労されているのは装置の保全をされている方々ではないでしょうか?これまで、工場内の予備機や、在庫部品を使って補修をしてきましたが、それらの部品も枯渇してくると、いよいよ補修作業ができなくなるという問題に直面することになります。
【SSSと一緒に・・・】
SSSがビジネスとしてサービスをご提供させていただいている半導体装置の制御用PCについても、メーカが製造を中止し、中古機市場に出回っている中古PCや、その部品も当然供給に限りがあります。今後、2020年に向けて生産継続をするために制御用PCのBCP(Business Continuity Plan)を弊社とご一緒にご検討ください。
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